日次と月次

実消化レポートにしても、MRアクティビティレポートにしても、BIで提供されるレポートには、一つの切り口に対して、日次で更新されるものと、月次で更新されるものがあります。

これは、製薬会社に限らず、どこにでもある話でしょう。

たぶん、ご自身の会社の計数管理のレポートなどもそうなっているのではないでしょうか。

日中速報

日次は、昨日までの当月実績が日々アップデートされていきます。さらに、実消化であれば、日中にアップデートされるレポートもあるのではないでしょうか。JD-NETやNHIからのデータ受信を日に何度か実施している会社であれば、日中に速報用のレポートをアップデートしているかも知れません。

一方、月次は、その月が終わったところで、締めた(=確定された)数字を公開します。

「その月が終わる」というのは、会社によって違うのかもしれませんが、第3営業日が多いのではないかと思います。

ちなみに、これは、第3営業日までの納入を計上するという事ではありません。前月の1日~末日までの伝票データが卸から届くのを、第3営業日までは待つ。という事です。例えば、31日に卸が医療機関に納入したデータは、その日のうちには製薬会社に届かず、翌月(翌日)になって届くという事が起きる訳です。MRアクティビティデータにしても、「2月の活動報告は3月2日までに日報入力しなさい」といった運用があると思います。

ほぼほぼ、第2営業日には前月の伝票データは出そろいますので、第3営業日までに届いた前月データをもって、その月を確定させるという事になります。このあたりは「実消化実績の計上年月」にも書きましたので良ければ参考にしてください。

このように、締め日までは前月の月度で処理を行いますので、日次レポートの月が変わるのは、締め日の後になります。

さて、では第4営業日に、月次レポートが公開されるとして、その内容は日次レポートと同じでしょうか?

おそらく、その答えは製薬会社によって異なります。

月次は日次のスナップショット

日々の日次レポートの締め日の分のスナップショットを取り出して固定し、月次レポートとしている会社もあるでしょうし、日次は速報的なもので、補正データ、調整データを月次レポートに加味して公開するという会社もあるのではないかと思います。

スナップショットのイメージ

たんなるスナップショットという事でしたら、BIシステムのジョブスケジュール的にもコピーしておしまいでしょう。

月次処理はトラブル時の復旧が大変

このケースはシンプルで楽です。ただし、第4営業日に公開されたレポートに不具合があったことが、第5営業日以降に発見されたりすると、かなり面倒なことになります。日次のデータストアには既に新しい月のデータに置き換わっていますので、バックアップデータから再処理をするなど、手間をかけてのリカバリーになります。

日次は速報、月次は確定

一方、日次は速報。正式版は月次。というように、公開内容が異なるケースもあるかと思います。

例えば、前月施設特定のできなかった変換エラーデータが施設特定されたような場合に当月に計上させる考え方があるという事を以前書きましたが、日次レポートには反映させずに、月次レポートにのみ反映させるといった対応をしているケースもあると思います。

その他にも、一括納入の按分・相殺データの差し込みを月次にだけ行うといったこともあるかも知れません。そのあたりは各社のシステムによって異なっていると思います。

(2020.02.06 )

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