本数、数量、成分量

これらは、金額ではなく、物量としてどれだけの薬が売れたかという指標です。金額の場合、薬価改定の度に仕切価も下がっていきますから、金額で推移をみても、実際にどれだけ納入されたのかという薬の量は分かりません。物量として見る時にこの指標を用います。

ひとつの品目には、100錠入り、200錠入り、1000錠入りといった複数のパッケージ(包装)があります。それぞれを数えるときは『本数』と言います。 「○○○100錠入が3本」と表現します。しかし、これは同一包装でのみ使える指標です。100錠入りが2本、1000錠入が1本売れた時に、計3本では意味を成しません。

そこで、基準となる包装を1として、入数に比例する数値を設定したのが『換算数量』です。たとえば、100錠入りを1とすると、200錠入りは2.0、1000錠入りは10.0となります。 100錠入りが2本、1000錠入が1本売れた時には、12.0という事になります。純粋に錠数に比例させる場合や、薬価に比例させる場合など、会社によって異なっているかと思います。

さらに、同じ品目でも、10mg、20mgといったように、成分量の異なる製品が存在することがあります。この場合、 10mg 100錠入りは1.0、20mg100錠入りは2.0とするような指標もあります。このあたりも会社によって微妙に異なっていると思いますが、要は、金額ではなく、物理的な量を測る単位という事になります。

2019.7.15

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