医療機関への納入実績把握に支障のあるケースのまとめ

これまで、2次卸を経由する場合、チェーン薬局などで物流センターに納入して、そから先は薬局の物流網を使う場合、卸が包装を開封して納入する場合など、医療機関への納入の把握に何らかの支障のあるケースを見てきましたが、それを整理したのが下記の図になります。


2次卸を経由:

  2次店から医療機関への納入が把握できないケースがある。
  2次店卸からデータを入手できるケースと出来ないケースあり。
  1次店はマスタで管理して納入実績は除外するケースあり。

チェーン薬局などで物流センターに納入:

  個別のどの店舗への納入かが把握できない。
  薬局本社から個別店への配布情報を入手できるケースがある。  

※類似のケースとしては、複数の病院を経営する医療法人の購入会社に納入されるケースや、自衛隊病院や自衛隊医務室も、品目によっては、個別の病院・医務室ではなく、補給処や、補給統制本部に納入されているようである。前者の場合、複数の病院の担当MRが同一であれば、MRの成績という面では問題とならない。自衛隊の場合は全国に展開しているため、 補給統制本部への納入実績を特定のMRに計上するということは難しい。

卸が包装を開封して納入する分割販売:

  統一商品コードがなく、把握できない。
  卸からコード表を入手し特定することも可能なケースあり。

2019.8.22作成、2020.03.17修正

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