動きそうもないコンピュータ

ずいぶん前のとある3月のお話です。

とあるプロジェクトが隣の島で動いていました。

ずいぶん前から誰もが、「やばいんちゃうん」と噂するプロジェクトです。

そう、決っして係わり合いになってはいけないプロジェクトです。

数年前に始まり、その後中断してメンバーは四散、最近になって再起動されてからも、コロコロとリーダーや主担当が変わり、メンバーにも実質的に担当余力のない人たちを形だけずらりとアサインし、頭数だけは結構いるものの実働工数は殆どなく、度重なる主担当の交代で、もはや何が正しい仕様かも微妙になり、いよいよ納期が近づくと、右も左も分からないスタッフを方々からかき集めて投入し、しかし、多少なりとも中身の分かる人は他の業務に忙殺され、追加投入メンバーはアイドル状態。やばいけど、何故か土日出ている人は誰もいない。

まさに動かないコンピュータに出てきそうな、プロジェクトでありました。

さて、私のほうはといいますと、その頃担当していた仕事が一段落したんで、1ヶ月振りに土日ともに休みになりましたし、4月の切り替えを過ぎれば、新しいことやるんだろうと思っておりました。

そうして、新年度になりまして、上司に呼ばれました。

「えーと、そういうことなんで、ひとつよろしくお願いします。」

( つづく )

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