軒数(院数)
これは、何軒の医療機関で採用されたか、何軒の医療機関に納入されたか。という普及の度合い、間口の広さを測る指標です。
主に、患者数が多く裾野の広い、いわゆるプライマリー品目において重要な指標となります。
卸と共同で販売していく品目が多く、この指標は卸との目標数値にもなります。
また、新製品を上市した際は、金額よりもとにかく多くの施設で採用してもらうというのが目標となる場合があります。
処方元の軒数、納入先の軒数があります。採用、納入という呼び方は会社によって異なっていると思います。
また、『採用軒数』という場合、単発の納入ではなく、継続して納入されている状態をカウントするケースもあるかと思います。
また、軒数には、
新規、継続・回転、脱落
といった指標があります。
新規:
今まで採用(納入)してもらっていなかったところに採用(納入)してもらう。
また、「新規」にしても、過去に一度も納入されたことがないものと、前期納入がなくて今期納入があった場合などの種類があります。
継続・回転:一度きりの処方・納入ではなく、継続して処方(納入)してもらう。( これを採用軒数という場合も )
これも、四半期ごと、半期ごとなどの種類があります。
脱落:今まで処方してもらっていたが、処方してもらえなくなる。 たとえば、四半期ごとに納入があったところに、次の四半期に納入が無いような場合を言います。
MRは、採用に向けて活動し、採用されればそれを維持、そして増量を目指して活動します。
2019.7.15 作成、2020.3.17、2021.2.4 修正