卸施設積上げ

この業務の呼び方は、製薬会社によって異なりますが、「積上げ」という文字が入っていることが多いと思います。

これは、卸・施設(施設単体)・製品(包装単位)・年月がキーとなっているもので、卸の担当であるMSとの間でMRが詰める当月(月末の場合は翌月)の計画になります。施設計画がMR計画の直接的な根拠となるものであるのに対して、『卸施設積上げ』は期首に設定した当期計画に直接リンクするものではなく、当期現時点までの進捗も加味した上での、今月(月末の場合は来月)に目標としなければならない数字を達成するための詰めに使用するものといえます。

あくまでも、卸との共闘用のツールですので、対象品目は、卸との共闘品目に限定する事が多いと思います。また、販路についても全販路ではなく、開業医販路や薬局販路が対象になることが多いと思います。

ただ、この辺りは会社によって異なるのではないかと思いますが。

さらに、「今月、どこに幾ら納入する」というものなので、毎月、当月分を設定します。また、隔月納入の施設であれば、今月は納入月なのかどうかということも意識した精度になります。

MR計画や卸計画と大きく異なるのは、ブランド単位ではなく、「○○○の錠剤20mg 50錠入り」 という包装単位で設定するということと、金額ではなく、数量で設定するという点になります。( そうでない会社もあるとは思いますが )

「 △△クリニックに、『○○○の錠剤20mg 50錠入り』を2箱納入してください」という表現になる事で、MSとの間で具体的な行動に落とし込めるということになるのだと思います。( 金額の場合、納入価?、仕切価? となりますし、納入価なら納入先によって変わってきますので。 )

まとめると以下のようになります。

1.卸との共闘品目が対象
2.開業医や薬局の販路が対象
3.品目ではなく包装単位
4.金額でなく本数で設定
5.施設ごと(処方元ではなく個別の施設)

ただし、繰り返しになりますが、やはり会社によって違うのだと思います。システムの機能的な面でも、運用的な面でも・・・。

MR計画や卸計画と異なり、卸施設積上げそのものは、直接的にインセンティブにつながることはないのではないかと思います。MRが自分の計画を達成するためのMSとのコミュニケーションツールといえるかも知れません。

( 2019.12.01 )

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