市場データ(実消化)

製薬会社が卸から入手できるのは、あくまでも自社品についてだけです。
このデータでは、競合他社の製品がどれくらい売れているか、自社品のシェアがどれくらいあるのかは分かりません。

そのため、製薬会社は外部の市場データ販売会社からデータを購入します。もっとも有名なのがIQVIAジャパンという会社です。米国に本社のあるクローバる企業で、SFAツールなども扱っています。

この会社は、都道府県別、市区郡別、施設・ブリック別など、様々な粒度のデータを販売し、多くの製薬会社がこのデータを購入しています。

ただし、最小粒度のデータだったとしても、すべての施設が特定されて販売されている訳ではありません。データの提供を行っていない卸があり、特定の地域の精度が落ちるケースなどがありますので注意が必要です。


製薬会社としては、データは細かいほどメリットがあります。しかし、データの粒度が細かくなればその分高額になりますし、購入している製品の種類の数だけ、自社データベースへのインポート処理を構築しないといけません。

製薬会社は製品ごとの必要性に応じて、購入するデータの種類(粒度)を決定します。

粒度の粗いデータを何とか工夫して使うケース

そして、製品によっては、粗いデータであっても施設の特定を試みることができます。

もちろん、プライマリー領域の製品であれば不可能ですが、希少疾病の領域になると、そもそも取り扱う医療機関が限られてきますので、市区郡別のデータだったとしても、ほぼ施設を特定できてしまうという事があります。

そうすれば、データ購入費を削減することができますが、余分な手間がかかることになります。

( 2020.04.02作成、2020.08.18修正 )

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