ターゲットDr
製薬会社は、当然ですが『ターゲットDr』を設定します。
本社から出されるプロモーション方針に基づいて、『ターゲットDr』設定の要領がアナウンスされ、MRがそれに基づいてターゲットDrを選定します。
ターゲットはおおよそ以下のようなスペックになります。
施設+医療従事者+品目がキー。
値は、オン/オフの場合もあればグレードを示す数種類の値を持つことも。
年、半期、四半期といったサイクルで見直/再設定される。
通常は、MRがゼロから設定する訳ではなく、ディフォルト値を持っています。
プロモーション方針に大きな変更がないときは、前期のターゲットがベースに、変更がある時は、 本社サイドで選定したDrがディフォルトとして設定されていて、MRはそれを修正するというスタイルが一般的でしょうか。
そして、本社からは、品目ごとに、 『○○人以上設定せよ』という通達が出されます。
ターゲットDrを設定したら、MRはそのDrをコールしなければなりません。MRは通常のコール回数だけでなく、ターゲットDrに対するコールの回数でも評価され、ターゲットDrを訪問しないと上長から叱責されます。
MRも人間ですから、苦手な、会いたくないDrもいます。そのDrをなんとかターゲットにしないように頑張ったりされる方もあったりします。
( 2019.12.03 )